財布やスマートフォン、コンパクトカメラ。いつもの小物を瞬時に使うための合理的な形を追求したら「上面開口」の新型ポーチに

Black Pot

手作業による少量生産です。ご希望の方は早めにご注文、ご予約をお願いいたします。

手元に置きたいモノだけを持って、自由に動きまわりましょう。日々のお散歩に、休日の街歩きに、旅行の時に、コンパクトに持ち物をまとめてくれるポシェットができました。

お財布や小物の出し入れ、そしてコンパクトカメラを持ち歩いて、必要な時にすぐに取り出す。決定的瞬間をとらえる。そのため、あえて開口部にジッパーやフラップをつけない形状をデザインしました。

まるでロッククライミングやボルダリングをするときのチョークバッグのような筒形構造。収納部に手を伸ばせばすぐに取り出しが可能。さらに内側にはオリジナルの構造として収納物をベルト固定できるようにして、飛び出しを防ぐことも可能です。

さらにジッパー付きの小物ポケットを3つ、身体側にはスマートフォン用の専用ポケットも備え、愛用のアイテムを賢く分類して収納することができます。

長さ調節ができるショルダーベルトは金属製ロック機構でしっかり固定。側面のDリングは左右に2個ずつ装備してキーホルダーとして利用ができます。また本体の素材には高品質ナイロンの代名詞である「CORDURA®」を使用。ダイヤリップ織のSPECTRA®と組み合わせることで、さらに耐久性をアップ。小さな格子状の模様が美しい仕上げ。重量はわずか160グラムの高機能、高耐久性ポーチに仕上がりました。

「Black Pot」ひとつだけ持って。バックパックと組み合わせて手元バッグとしてお使いいただくのにも最適で快適な、北海道のものづくりブランド「new trip」が作った新しいコンパクトポーチです。

Supported Products


コンパクトデジタルカメラ(RICOH GRなど)、スマートフォン(iPhone全サイズ)

Sizes


横12×奥行9×高さ17cm

Weight


約160グラム

Material


外側
:CORDURA® × SPECTRA®ダイヤリップ ・ CORDURA® 500D /ナイロン製
内側
:70Dセミダルナイロンリップ/ナイロン製
クッション材
:ポリウレタン
肩紐
:ナイロン

Accessory


ショルダーベルト

Designer


田中直

Country of Manufacture


日本製

Brand Name


new trip(日本・北海道)






































How to Use


使いやすさのために辿り着いたカタチは円筒形でした。







「Black Pot」はいつも手元に置きたい小物やスマートフォン、コンパクトなデジタルカメラを収納して、気軽に持ち歩けることを考えたポシェットです。必要な時にモノをすぐに取り出して、そしてすぐに収納できる。これを最優先に考えたら、このユニークな形状に辿り着きました。

ロッククライミング(岩登り)やボルダリングを楽しむ方が腰に装着している「チョークバッグ」をご存知でしょうか。これは指先や手のひらに滑り止めとして使う粉状のチョークを入れておくための袋。この「Black Pot」はあのチョークバッグに似た形像をしています。

開口部は広く、バッグに手を入れるとすぐに取り出しが可能。さらに左右と前面にはジッパー付きの小型ポケット、そして背面にはスマートフォン用の外ポケットを備えていますから、持ち物を整理整頓し、使いたい時に瞬時に対応できる。特に写真を撮りたい時に、すぐにカメラやスマートフォンを取り出し可能。決定的瞬間をカメラに収めることができるポーチです。






一般的なバッグと大きく異なるのが、「Black Pot」の大きく開いた上面部です。そして中央部にある仕切り板、そしてその上面にはベルトが存在することがこの写真からお分かりでしょう。この2本のベルトは中央の仕切り板にベルクロ式で固定されていて、簡単に取り外すことができます。解説を続けます。





「Black Pot」に手元の小物を収納してみました。ノート、お財布、そして仕切り板を挟んでコンパクトサイズのデジタルカメラ(RICOH GR)を入れました。

縦長収納で、必要十分、ピッタリのサイズに作られています。またこの仕切り板が大きなポイントで、デジタルカメラを他のモノを分類して収納ができる。カメラは指で挟んで引き出すことができ、他の小物とは干渉しない仕組みになっています。





大きな開口部、そしてバッグ自体にフタのないことがこの「Black Pot」の大きな特徴ですが、例えばモノを収納したまま自動車のサイドシートに置きたいとき。自転車やバイクに乗って動きまわりたい時にお使いいただきたいのが、最初にご紹介したベルクロ式のベルトです。

このベルトは片方はバッグの側面に縫い付けられており、もう片方は仕切り板にベルクロで固定、簡単に付け外しすることができます。未使用の時にはバッグの内側に落としておくことができますから、モノの出し入れに干渉することはありません。そしてこのベルトが必要な時には、中央の仕切り板にベルクロで固定。すると中の小物を上面から支えてくれて、収納物の飛び出しを防止してくれる。大きな開口部はそのままに、気軽に簡単に使える、とても賢い仕組みになっています。






「Black Pot」は底面に向かってほんの少しだけテーパー(先細り)形状になっています。そして前面、左右に小さなジッパー付きポケットを備えてます。

この3つの外ポケットは使い勝手が良く、例えばAirPodsのようなコンパクトなイヤフォンを収納したり、ミントや鍵、コインの収納、デジタルカメラの交換バッテリーや予備のメモリーカードを収納しておいても良いでしょう。前面の外ポケットの開口部は10センチ、深さは8センチです。




「Black Pot」を側面から見ると、バッグの中央部に外ポケットがあり、底面は前面からカーブしていることがお分かりでしょう。側面の外ポケットは左右どちらも開口部は6センチ、深さは7センチです。また、前後、左右にはクッション材を入れて収納物を優しく包み込みます。








バッグの背面にはスマートフォンの収納に最適なポケットを装備しました。開口部は約10センチ、深さは13センチで一般的なスマートフォンが収納できる大きさです。スマートフォンの上面部が露出するように設計されたポケットで、収納も簡単。露出したスマートフォンのサイドを指で挟んで、すぐに取り出しができます。

ポケットは身体に接する側にあって外からは見えづらいポケットで安全性にも配慮しています。






Material


本体の素材には軽くて丈夫、引き裂き防御にも対応したCORDURA® SPECTRA®ダイヤリップを使用しています。







「Black Pot」の重量はわずか160グラム。その軽さの理由は使用した素材にあります。本体の外側に使ったのは「CORDURA® ✕ SPECTRA®ダイヤリップ 」そして「CORDURA® 500D」。

米国Honeywell社が開発した、軽くて耐久性のある素材「CORDURA®(コーデュラ)」を使い、さらに耐切性に優れたスペクトラ繊維を配した高度な素材を使用。本体の表面に目を近づけていただくと分かる格子状の模様は、この強化繊維を使用している証拠で、ナイフなどでの切り裂きをブロックすることができる性能を備えています。

裏地に使用しているのは「70Dセミダルナイロンリップナイロン」。しなやかで手触りがよく、バッグに収納した小物類を優しく受け止めてくれる素材です。この表生地と裏地の間、底面・前面・背面にはクッション素材を入れることで、収納するコンパクトカメラやデジタルデバイス、スマートフォンを優しく包み込みます。





すべてのジッパーは安心のブランド、YKK製。3つのジッパー全てには引き手になるヒモをつけることで、開け閉めを簡単にしています。





そしてショルダーベルトもこの「Black Pot」オリジナル。ナイロンベルトの幅は2センチ、もちろん長さ調節が可能。あえて金属製のDリングとロックパーツを使用し、堅牢で確実にしっかり固定できる仕組みに。バネ式のロック機構は着脱を可能にしながら、しっかり固定できる安全な使用感があります。

また、左右のDリングはあえて2つずつ装備することで、ユーザーが自由な使い方を可能にします。キーホルダーとして、部屋のカギや自動車のロックを取り付けてお使いいただくと便利です。







Product Guide


北海道のブランド、new tripでひとつひとつ、丁寧に作られています。







「Black Pot」はガレージブランド、new tripのオリジナルデザイン。

new tripは、冬が長くて厳しい北国で豊かな自然と四季を肌で感じつつ、何気ない日常から自分の中に生まれたものをカタチにするブランド。その名前と同じように、新しい旅に出掛ける時のような気持ちを大切に、モノづくりをしています。

趣味や日々の生活のなかで生まれるインスピレーションを形にするため、クオリティーの高いものづくりのため、製品の企画からデザイン、そしてアイテムの製造から縫製までの全てを行っています。






















Interview


デザイナー・インタビュー 田中直さんにうかがいました









new trip は北国北海道で、家族5人が住む自宅の片隅にミシンを置き、店主の私一人が商品の企画、デザイン、製造などを含めた全てのショップ運営を行う、とても小さないわゆる、ガレージブランドです。

クリエイティブな仕事に憧れを持ちながら、現在とは縁もゆかりもない業種で長い期間会社勤めを続けていましたが、自分の感性を直接表現できる仕事をしたくて、一念発起して物づくりの世界に飛び込み、縫製に必要な知識や技術を独学して6年前に起業しました。

趣味や日々の生活のなかで生まれるインスピレーションを形にして、現在はカメラまわりのアイテムを中心に製作、ショップの情報と日々の風景をインスタグラムで発信しています。







この製品をつくる、きっかけとなった出来事を教えてください

冬が長い北海道ですが、Tシャツに短パンというスタイルが大好きで、短い夏を満喫するがごとく出来る限りこの格好で過ごします。

このスタイルで小型のカメラを持って散歩に出ようとすると、家を離れる際に携帯する財布、スマホ、鍵を入れるだけのポケットがなく、渋々カメラを持つのを諦めることになったのが製作のきっかけです。


最終的な製品の形状やデザインが出来上がるまでに気をつけたことを教えてください

自称「面倒くさがり屋なミニマリスト」なので、必要最小限の携行品+コンパクトカメラが丁度よく納まるコンパクトなサイズ感と、ストレスなく中身を出し入れできるデザインを目指しました。

クライミングで使うチョークバッグ型のショルダーがとても使い易かった記憶があり、これをモチーフに財布、スマホ、カメラを入れるスペースを独立させて、片手でサッと中身を取り出せる構造が ”Black Pot" の特徴です。 真夏の出来事を切っ掛けに製作に至ったミニショルダーなのですが、オールシーズンお出掛けにはこれしか持たないほどの相棒になってくれました。







この製品で使われている素材について、エピソードはありますか?

個人的にはコットンやレザーなどの天然素材の持つ独特な風合いが大好きで、以前、とても気に入っていた帆布製のトートバッグをビジネスバッグとして使っていたのですが、毎日の通勤による"擦れ"などで穴が開いてしまい、同じものを買い直そうとしたのですが廃盤になってしまっていた経験があるんです。

”new trip"の物づくりには「本当に気に入った物をなるべく長く使ってもらいたい」という想いがあって、そこで選んだのが耐久性の高いCORDURA®などのハイスペックマテリアル、商品ラインナップのほとんどは、この生地をメインに使っています。

おそらく、よっぽどハードな使い方をしなければ生地が破れるようなことにはならないので、それに見合う縫製や補強に気を配って作っています。


AssistOnのお客様にメッセージをお願いします

どちらかと言うとマイノリティーで、商品と言うより作品に近い物づくりをしてしまいがちなことを都度反省しつつ、同じ感性をお持ちの方に共感して手にして下さることを何よりの喜びとして、長く愛していただける物を提供して参りたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いします。

















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